選手育成

選手のメンタルを向上させる指導法

メンタル向上指導

一瞬の判断が勝敗を分けてしまうスポーツですが、皆さん迷いはありませんか?

人は迷う事で体を萎縮させてしまい、ミスを生んでしまいます。練習ではできている事が試合になるとできなくなったり、普段とは違う環境で競技を行うといつものようにできなかったり、全ては迷いが生んでしまったミスです。

今回はスポーツにおけるメンタルの重要性とメンタル向上法について解説していきます。

スポーツにおけるメンタルの重要性

不安や迷いは一瞬の判断を鈍らせます。

スポーツでは一瞬で判断をして行動を起こすという作業の繰り返しです。想定してない場面やどうしようか迷った場面でミスをしてしまうスポーツ観戦をしていてもそんな場面よく目にしますよね。プロでも不安や迷いでミスを生じてしまう事があるので部活動やアマチュアスポーツではなおさらそんな場面をよく目にします。

メンタルの向上は簡単です。普段から色々なパターンを想定し自信をつけていけばいいのです。

想像力が育てるメンタル

『気合が足りない』

『気持ちが足りない』

という言葉をよくスポーツの練習で指導者が発しているのは良くある光景ですよね。正直、私は根性論があまり好きではありません。だって気合いを入れたところでダンク出来ない人にダンクしろと言っても無理ですから。

だからのこの2つの言葉はあまり好きではないです。もっと日本のスポーツ界で聞きたい言葉は『想像力が足りない』です。この言葉がもっと出てくるべきだと私は思います。

日本は昔から根性論でつらいトレーニングや精神的に追い詰めるトレーニングを行なってきていますが、それで向上するのはスタミナくらいかなと考えています。

指導者はもっと選手に想像をさせるべきです。というより想像をして練習している選手だけがプロアスリートに育っているんだと思います。

ただ黙々とトレーニングをするだけではスタミナと基礎能力しか伸びません。この練習はどんな局面を想定しての練習なのか想像させる必要があります。想像して練習することで選手が自信をつけていきます。それがひとつのメンタル向上法です。

失敗をさせる

先に述べた想像力と似通ってくるのですが、選手に失敗をさせる事も大切です。自分の想像を上回る相手と試合をしたとき選手のメンタルはズタボロにされます。失敗をさせることにより普段の練習からより強い相手、より早い相手を想像して練習する様になります。

強い相手、早い相手を想像して練習をするとやはり自信につながり並の相手では不安や迷いを抱かなくなります。

選手のメンタル向上は指導法や練習次第

この様に普段の練習に『想像力』をプラスさせただけでメンタルの向上に繋がります。それには指導者の指導法や取り入れる練習の質が関係してきます。指導者は自分がしてきた練習を選手に押し付けるだけでなく、自分の経験や発想を選手に伝えて、常に選手に想像をさせる練習を組んであげる必要があります。

これだけ質の高い練習をしていれば『気合』や『根性』などの言葉は必要ありません。

メンタルと関連するモチベーション

メンタルを維持、向上していくことに大きく関係するのがモチベーションです。プロアスリートはこのモチベーションを選手個人や専属のトレーナーのもと管理していますが、部活やアマチュアスポーツでは選手のモチベーションの管理は指導者の役目でもあります。

チームや個人で目標を設定する

まずはモチベーションの維持という観点でお伝えしていきます。

モチベーションを維持するには個人の気持ちの部分が大きく反映されます。指導者が選手のモチベーションを100%管理する事は難しいです。

ですがモチベーションアップのきっかけを作ってあげる事はできます。それはチームや個人で小さな目標と大きな目標を設定する事です。

大きな目標を達成する為にモチベーションを保つ、小さな目標をひとつずつ達成していく事でモチベーションを保つといった2つの効果が得られます。目標を設定する事が苦手な選手もいると思いますので指導者が上手く設定をしてあげる事でその選手のモチベーションアップに繋がります。

高いモチベーションでメンタル向上

次にモチベーションとメンタルの関係を解説します。

もしろん試合へ臨むモチベーションも必要なのですが、メンタルの向上には日々の練習も高いモチベーションで臨む事がベストです。

メンタルを向上させるには質の高い練習をひとつずつこなして自信をつけていく事が重要です。先にも言った様に質の高い練習とは厳しい練習は肉体的にきつい練習ではなく局面を想像させたレベルの高い練習です。

選手としては高いモチベーションで練習に励む事は楽しい事なので練習を楽しむと成果が上がります。成果が上がる環境で質の高い練習を行う事で効率よくメンタルの向上ができると私は考えます。

試合で不安や迷いが出ない練習をする

 

レベルの高い試合に臨んでいる選手は常にハイプレッシャーの中プレイをしています。普段の練習からその様な状況を想定して練習に臨む必要があります。

ハイプレッシャーの中で選手の思考はどうなっているのか考えてみました。

不安や迷いでしてしまうミス

私はプロアスリートではないのでプロ思考までには達していませんが、一般のプレイヤーがハイプレッシャーの中でプレイをしているときのどんな思考でプレイをしてどんなミスをしてしまっているのかを考えていきます。

やはり自信の無いプレイを要求された局面で不安や迷いを感じてしまいます。例えばバスケットボールを例にあげると、接戦での試合の中フリースローのチャンスを得た、フリースローを2本とも決めれば逆転というような局面。もちろんフリースローが苦手なプレイヤーにはつらい場面です。

選手の思考は『2本とも決めれば逆転だ、フリースロー苦手なんだよな、どうしよう』と思ってしまいます。こうなると体が萎縮してしまい、パフォーマンスも落ちてしまいます。フリースロー失敗の可能性が高くなるでしょう。

逆にメンタルの強い選手の思考はこうです。

『2本とも決めれば逆転だ、絶対に決める。仮に外したとしても味方がリバウンドをとって決めれば逆転』

この様な思考になるはずです。自身の役割を認識し、自分が失敗しても味方を信じ次の行動を考えています。

こういったメンタルを持つ選手は強いです。萎縮していないのでフリースローの確率も低下してないですし、仮に外したとしても次のリアクションが早いので最善のプレイをしてくれるでしょう。

こういった局面を想定した練習を選手にさせる事で普段の練習からメンタルを向上させていく必要があります。バスケットボールを例に出しましたが、ほかのスポーツでもこの様なハイプレッシャーは必ずあると思います。

まとめ

スポーツをする際でメンタルは勝敗に大きく影響します。選手を育てる立場の指導者は選手の技術だけでなく、その技術を限りなく100%に近い形でパフォーマンスできるようにメンタルの向上へも力を入れていく必要があります。

メンタルの向上は日々の練習でも行う事ができます。日本か昔から根性論のつらいだけの練習を選手に押し付ける傾向がありました。ですがつらいだけの練習をさせるよりも選手に想像をさせた練習を取り入れることでより効率よく技術アップ、メンタル向上ができます。もしあなたが選手を指導する立場なら今からでも想像力でメンタルを向上させる練習を取り入れてみてはいかがでしょうか。