今回の新型コロナウイルスで学生は臨時休校となっています。とうぜん部活動のほうも完全に休みになる状況です。勉強の方も心配ではありますが部活への影響もかなり深刻なのではないかと考えています。育ち盛りで体を作っていくためにはある程度の運動も大切なので部活動がなくなると運動をする機会が格段に減ります。
今回は新型コロナウイルスで休みになってしまった部活について考えていきたいと思います。
目次
長期的に部活を休んでしまうと
新型コロナウイルスにより約1ヶ月部活が休みという状況になりました。部活動に入っている学生が部活を1ヶ月も休みという事は滅多にないことです。
そして現在のところ1ヶ月の休みで済むかどうかもわかっていない状態です。
部活や運動を長期的に休んでしまった場合どんなことが起きてしまうのかを考えてみました。
スタミナの低下
当然、練習をしてないのでスタミナが低下してしまいます。スタミナが低下してしまっても普段の生活に影響を及ぼす様なことはないのですが、また部活や運動を再開したときに支障が出てきます。普段通りの練習のはずがすごくきつく感じてしまったりします。
スタミナは日々の練習で補っていく物なので長期的な休みが入ってしまうと活動していた時よりも格段に落ちやすいです。
筋力の低下
スタミナと同じように筋力も衰えていきます。筋力が衰えてしまうと当然パフォーマンスも低下します。そして筋力は骨や靭帯をサポートしています。筋力が衰えている状態で激しい運動をしてしまうと怪我をしてしまう恐れがあります。
プロアスリートもオフシーズンが終わりシーズンに入った途端に怪我をしてしまうということはよくあります。これも筋力の低下が原因です。
感覚の低下
球技などの感覚を有するスポーツは感覚の低下が起こる恐れがあります。練習を繰り返していれば徐々に戻ってくるのですが、バスケットボールのシュートやピッシャーの投球の様に感覚を重視する様なプレーをする事が多い人は長期の休みのあとに考えすぎてしまってスランプに陥ってしまうケースもよく有ります。
各能力が低下してしまわないような対策
長期の休みをとってしまうとあらゆる面で部活やスポーツに影響を及ぼします。スポーツの観点から見ると伸び盛りの時期に長期の休みを取らなくてはいけないというのは本当に残念です。
ですが能力が低下してしまわない様に対策を講じることもできます。すこし対策例をあげていきましょう。
筋力の低下を対策する
練習をしなくても筋肉を維持することはできます。アスリートはオフシーズンをフィジカルトレーニングにあてる選手も多く、上手にオフ期間を有効活用しています。
部活をする学生に関しては、フィジカルトレーニングをして筋力をアップさせる必要はないですが、練習が始まったときに怪我をしてしまわない様に筋力を維持する程度でトレーニングをしておきましょう。
新型コロナウイルスの事もありますし、自宅でできるトレーニングが良いと思います。
例えば腕立て伏せやスクワットなどを筋力強化する目的ではなく筋力維持する目的で30回〜50回程度を2セットくらい行っておいた方がいいでしょう。
ストレッチで怪我を防止する
筋力の低下によって怪我をしてしまう恐れがあるとお伝えしましたが、筋肉や靭帯の硬化によって練習を再開した時に怪我をしてしまう恐れもあります。
ストレッチは大きなスペースが必要ないので自宅で睡眠前にストレッチを行なって練習再開に備えましょう。
感覚を鍛える
球技など感覚を有する競技は感覚が低下しない様にしておかなければなりません。感覚に関してはボールに触れているだけでも養われていくので室内用のボールを用意して休養中もボールに触れる様にしましょう。
感覚の部分は自宅でもしっかり鍛える事ができます。特にバスケットボールにおいてはハンドリングを鍛えておく事が重要なので休みの間にハンドリングを鍛えてみてはいかがでしょうか。
部活の休みが明けたら
いずれ休みが明けて部活の練習が再開する時が来ると思います。練習が再開した時にはどの様に練習していけば良いのかを指導者目線と選手目線で解説していきます。