ボクシング

ボクシングの国際団体まとめ

ボクシングの団体まとめ

ボクシングの世界チャンピオンてなんで同じ階級なのに何人もいるんだろう?そんな疑問持った事ありませんか?たくさんあるボクシングの国際団体をわかりやすくまとめました。ボクシングを見るときにどの団体でどの階級のチャンピオンなのかを知っておくと今まで以上にボクシングを楽しめます。

ボクシングの団体はいくつ?

ボクシングはマイナー団体を含めると10以上の団体があります。ひとつの階級で6人の世界チャンピオンが存在する可能性があるのです。また正規王者、暫定王者、休養王者、スーパー王者も団体によっては存在するのでひとつの階級に世界チャンピオンが乱立する事もあります。

  • WBA
  • WBC
  • WBO
  • IBF
  • IBO
  • WBU
  • IBU
  • WBF
  • IBC
  • IBA

などの団体が存在しています。バスケットボールのNBAやアメフトのNFLの様なものです。実際に活動を行なっていない休止状態の団体もあるので 正式に世界チャンピオンと認められる団体には限りがあります。

主要4団体って何?

日本で世界チャンピオンとして認定される団体が4つです。それを主要4団体と言い表されます。

  • WBA(World Boxing Association 世界ボクシング協会)
  • WBC(World Boxing Council 世界ボクシング評議会)
  • WBO(Wold Boxing Organization 世界ボクシング機構)
  • IBF (International Boxing Federation 国際ボクシング連盟)

これらの4つの団体を主要4団体といい、日本ではこの4団体のチャンピオンが世界チャンピオンとして認定されます。団体によって若干のルールの違いや採点の違いがあります。

WBA

主要4団体の中で最も歴史の古い団体です。かつて日本で世界チャンピオンと認定するのはこのWBAだけだった事もあります。パナマに本部が所在されています。

スリーノックダウン制を採用しており、オープンスコアリングシステムはなし。ダウンした選手がカウント中にゴングが鳴ってもカウントは止めない。スーパー王座制度を採用している。

スーパー王座制度

WBA世界王者がその他3団体のを獲得して統一王座になった場合はスーパー王座と認定される。スーパー王者やスーパーチャンピオンと称される。また正規王者からの格上げとなるので正規王者には新たなチャンピオンが認定される。ひとつの団体、ひとつの階級に2人世界チャンピオンがいるという構図になる。

WBC

WBAの不正問題が原因で分離して出来た団体。メキシコに本部を構えています。WBAと若干試合のルールが違っています。

WBCではフリーノックダウン制を採用しているので1ラウンド内に何回ダウンをしても試合が終了になりません。※レフリーが無理と判断すればTKOとなります。

また、オープンスコアリングシステムを採用しているので4Rと8Rにそれぞれそこまでのポイントを発表します。このオープンスコアリングシステムによってポイントで不利な選手はより手数を多くしたり、KOを狙いにいく事が予想されるので試合が白熱します。

WBO

日本では近年に認定された団体で本部はアメリカに位置しています。他の3団体と比べて加盟国がまだ少なく主要4団体の中ではマイナーな団体となります。

フリーノックダウン制でオープンスコアリングシステムは採用していない。ラウンド・マスト・システムを採用しております。

ラウンド・マスト・システム

各ラウンドの判定はなるべく差をつけるというシステム。

ボクシングの採点方式は1Rにお互い10−10から始まり優勢な選手に10、劣勢な選手に9を基準とした採点をするが、優劣がない場合は10−10のままとなる。優劣がないラウンドが多いと当然ドロー判定になる可能性があるので、優劣がはっきりしなくてもなるべくポイント差をジャッジに求めるシステム。

IBF

元はWBAの傘下として発足されたUSBAという団体で、WBAが南米主流になっていく中でアメリカに主流を戻そうとWBAから独立して設立された団体。

WBCと同じくフリーノックダウン制を採用しているがオープンスコアリングシステムは採用していません。採点方法はラウンド・マスト・システムを採用。

IBFにはアメリカの選手が多い傾向があり、日本の選手のランクインは極めて少ない。

1つの階級に王座が何人もいていいの?

これだけの団体があると1つの階級に何人も世界チャンピオンがいることになります。何人も世界チャンピオンがいてもいいの?と疑問に思いますが、1つの団体で防衛を重ねた世界チャンピオンは次のステップとして他団体の王者とのタイトルマッチを視野に入れていきます。2つの団体の王者となった選手は統一王者という位置づけになります。

たとえばWBAの王者がWBCの王者とタイトルマッチをすると勝った方がWBAとWBCのチャンピオンとなり2つのベルトを手にする事ができます

日本ではまだ統一戦が少ない

他団体のチャンピオン同士がタイトルマッチを行うことを統一戦といいますが。同一団体で正規王者と暫定王者で行うタイトルマッチも統一戦と位置付けられます。

日本では同一団体での統一戦はよく行われていますが、他団体との統一戦はまだ少ないです。アメリカや南米では他団体との統一戦が行われてベルトを何本も持っているチャンピオンを目にする事がありますが日本ではまだあまり目にする事はありません。

アメリカや南米ではボクシングという市場が大変大きくひとつの試合で何百億円、何千億円もの大金が動く為ボクシングの興行は盛んなのです。

WBSSが日本ボクシングを変えた

多くの団体に世界チャンピオンがいて、誰が一番強いのかを決める為にWBSSという興行が行われています。WBSSは団体別のビックネームを団体の壁を越えてトーナメント形式で誰が1番強いのかを決めるというボクシングファンにはたまらない大会です。2020年にWBSSの決勝戦が日本で開催され日本人選手が激戦を制しWBC、WBA、IBFの統一王座になった事で日本ボクシング界の歴史を塗り替えました。

これにより今後日本ボクシング界でも統一戦を目指す選手が多くなり、団体の壁を超えたタイトルマッチが盛んに行われるのではないかと期待されます。

まとめ

ボクシングの国際団体には数多くの団体が存在しています。その中でも日本で世界チャンピオンと認定される団体は4つの団体です。その4つの団体は主要4団体と呼ばれます。

先日、数ある団体の中で誰が一番強いのかを決めるWBSSが開催されました。WBSSの決勝戦が日本で行われ日本人選手が優勝しました。これをきっかけに統一王座を目指す日本人選手が増えていくのではないかと考えます。